いつもの工場で、特別な財布 [男の財布]

トンネルを抜けると、そこは工場だった。
なんだ、仕事なだけだ。
男財布 工場 いつもの工場、
いつもの風景。
縦に長い建物。
長い間、ここにいる。

味気ない風景に、わたしはいつも味付けをするために感傷じみた詩をつくる。
どうだい、今日の感じは?

うむ、やはり味気ない風景だ。みずみずしさがない。

男財布02-職場は昭和。
今は何年?
長い煙突、
短い人生。

ふう、仕方ない。
自動販売機で、せめていつもより高いコーヒーでも買おうか。
おっと、財布がぼろぼろだ。

ほしいなー、、長い、煙突みたいに長い財布。
まだ仕事まで2分ある。
財布探すか。

ただ、モノづくりの、
良さは知ってる、
だからせめて、
いつもの財布だけは、
ハンドメイド。

いいもの見つけた。 男財布

見つけた見つけた。
いい感じ。
俺ができる男に感じる。長いのもいい。



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やっぱりイイワ。

男財布02-02.png
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